4つの客とは
店舗を経営されている皆様なら、「4つの客」についてどこかで必ずや
耳にしていることと思います。
・見込み客
・新規客
・リピーター(再来店客)
・顧客(常連客)
以上が4つの客です。
店舗経営をする上において「4つの客」を意識することは大変重要です。この「4つの客」に対して、それぞれを明確化し、さらにはどのように対策していくかを緻密に計画することが、繁盛店への近道といっても過言ではありません。
それぞれについてちょっと詳しく説明してみます。
<見込客>
「見込客」とは、あなたが店舗経営を決めた際に一番最初に意識するお客様像のことです。どのような業態の店舗を経営するにしても、必ずターゲット像を明確化することが必要となります。「性別は?」「年齢層は?」「職業は?」あなたの店舗に、どのようなお客様が来店してくれる可能性が高いのか?まずは明確にイメージすることが重要で、そのターゲット層に対して、効果的なアピールをしていくこととなります。
<新規客>
効果的なアピール(広告など)が成功して、あなたの店舗に足を運んでくれたお客様、この初めて来店してくれたお客様を「新規客」と呼びます。
「新規客」とは文字通り、初めて来店したお客様のことで、繁盛店を目指すならば、この「新規客」に対してどのような対策をするかが最も重要と言われています。しかしながら、実際に多くの店舗経営者は、「新規客」の呼び込み、すなわち「見込客」に対する対策ばかりに目が行き、非効率な広告計画を実施し、継続的なコスト高に頭を悩まされているのが現実です。我々も長きにわたり集客業界に携わってきた中で、このような状況下で店舗の黒字転換が大幅に遅れて、最終的に撤退することになった多くの経営者を目の当たりにしてきました。
<リピーター(再来店客)>
「新規客」と呼ばれる、初めて来店してくれたお客様の中には、あなたの店舗のサービスや雰囲気、技術や接客を気に入ってくれ、後日再来店してくれるお客様がいます。このお客様のことを「リピーター(再来店客)」と呼びます。もちろん「リピーター」は、2度目の来店ですから、あなたの店舗の熱狂的ファンになってくれる可能性のあるファン予備軍ですから、大切に育てていかなければなりません。同時に、再来店を決意してくれた理由が、あなたの店舗の魅力であることを意識する必要があります。残念ながら、多くの店舗経営者はこれらを重要視せずに、データ化しようなどと考えている方はごく一部といえるでしょう。
<顧客(常連客)>
なかにはなんとなく「再来店」してくれたお客様もいますが、多くはあなたの店舗に魅力を感じているわけですから、2度目の来店でそれが確信に変われば、その後も定期的に来店してくれることとなります。このお客様を「顧客(常連客)」と呼ぶわけです。
「顧客(常連客)」があなたの店舗を少しでも長く贔屓にしてくれ、定期的に足を運んでもらえるように多くの経営者が努力しています。
このように、店舗経営をする上でのお客様は「4つの客」に区別することができ、それぞれに対しての対策が全く異なることを理解せねばなりません。「見込客」「新規客」「リピーター(再来店客)」「顧客(常連客)」、この「4つの客」を明確化し、それぞれに対する対策を緻密に計画することが繁盛店への近道であり、絶対に不可欠な要素です。
ここをまずしっかり意識していきましょう!