リピーター率って・・・


 
初めて店舗に来店してくれたお客様を「新規顧客」と呼びますが
どの程度再度、お店に来店してくれたかを表す比率を
リピーター率(再来店率)」と呼びます。
 
店舗のリピーター率(再来店率)はしっかり
把握されていますでしょうか。
 
例えばPOSレジを導入していて、ポイントカードなどを行っている店舗では
割と正確なデータとして蓄積されているかもしれませんが機器自体はかなり高価です。
逆に紙のスタンプカードなどを行っている店舗では中々詳細なデータは
ないかもしれません。
 
さて話は戻りますがここで「リピーター率(再来店率)」に関して
何もリピーター対策をしない場合の一般的なデータをご紹介します。
 
飲食店業界      約10%
ビューティー業界 約30~40%
※業界やジャンルにより異なります
 
どうでしょうか。
 
なんと飲食店に関しては約10%です!
かなり低いと感じませんか。
10人の来店のうち1人ですから。
筆者も思い起こせば一度しか行ったことがない飲食店はかなり多いです。
しかしながら新規顧客を呼び込むための集客広告媒体は
高額なのが相場です。
 

「新規顧客」をいかにリピート(再来店)させるか


 
上記の一般的なリピート率のデータからもわかるように
店舗を繁盛店にするためには
「新規顧客」をリピート(再来店)させることが大変重要になります。
 
では、「新規顧客」をリピート(再来店)させるために、店舗は何をすべきなのでしょうか?
 
競合がひしめく中で「味」や「サービス」、「接客態度」が
標準以上であることは、もちろん必須条件となります。
 
そして
プラスαの「感動」を来店客に提供することができておりますでしょうか。
 
人は「感動」、言い換えれば「驚きの提供」により、
その記憶を強くとどめるものです。「感動」すれば、それを人に伝えたくなったり、
もう一度、その「感動」を経験したくなったりするものです。
 
それを踏まえ「感動」や「驚きの提供」ができておりますでしょうか。
これができていると答えられる店舗は少数ではないでしょうか。
 
店舗は競合店舗との差別化を図るためにも、
独自の特色を重要視して“強み”をアピールする努力をしていると思いますが、
来店客に「感動」を与えるに至っていない場合が多いのではないかと思います。
 
以下のような店舗は「味」や「サービス」のみで
来店客に「感動」を与えることができていると言えます。
 
・「ミシュランの星●●つ」の飲食店
・「●●施術国際大会●位」のスタッフがいるマッサージ店
 
ただこのような店舗はほんの一握りです。
 
もちろん、工夫を凝らした「接客態度」で、
話題になるような「驚きの提供」ができるように試行錯誤を繰り返すことも大切です。
 
しかしまずは確実にあらゆる店舗で対策可能な、今すぐに取り掛かることができる
「リピーター対策」をするべきです。
 
この対策内容によってリピーター率(再来店率)が20%以上もUPした成功事例が数多くあります。
 
こうした成功事例に共通した成功するためのキーポイントは
「顧客のスマホ」とつながること
です。
 
これは別の記事でも詳細を書いております。
店舗の売上アップのために考えるべきこと②
 
店舗が「繁盛店」を目指すならば、
高額な費用をかけた「新規顧客」とつながることで再来店を促し、
さらには顧客(常連客)へと段階を踏むためには、
この初回来店時が最初で最後のチャンスであることを改めて再認識する必要があるのです。